なぜ,国が制度を作って資産運用を促したり,老後資金の問題をニュースで取り上げられたりしても,投資をしようと思えないのでしょうか
このニュースにある方の例ですと,そもそも貯金ができないといったことについては支出の見直し等必要かとは思いますが,それ以上に気になったのが「つみたてNISAは損。働いて出世した方が稼げる」という考え方ですね
一方のみしか増えないという見方はもったいないですね
確かにつみたてNISAで得られる運用益はとてつもなく大きいものではないですし(投資額が小さいので。そこがメリットでもありますが),自己投資をして年収を上げるという考え方も理解できます
ですが,ただ出世して稼ぐだけでこの記事にある運用益+800万円分を手にするということは簡単ではないですし,年収が上がればその分だけ納税額も増えます
要は両方取り組んでいきましょうという話ですね
仕事のパフォーマンスを上げることは当然重要です
今のまま成長しなくてもいいなんて考える方もいるかもしれませんが,毎年昇給するのであれば少なくともその分は成長すべきだと僕は思います
周囲の状況が変化している(成長する)中で自分も変わっていなければ,それは現状維持ではなく後退だと思うので,そういった意味でもお金をもらって働くというのは大変だなと思います
では,そんな中で投資を始めることなんてできるのかという話になります
まぁ当然,結論は可能になります
投資に頭を回す余裕がないといっても,つみたてNISAの投資対象は優良投資信託のみなので,
①証券口座と同時にNISA口座を開設
②ファンドを選択
③つみたて金額を設定
これだけやればあとは,投資していることも忘れて放置するだけです
iDeCoも同様です(60歳まで引き出せないという注意点はありますが)
「お金は人の5倍働く」なんて格言もありますが,やはりせっかくなら自分だけ働いてお金を稼ぐのではなく,稼いだお金にも働いてもらって資産を増やしていくことは将来の選択肢を増やす上で必須だと思います
幸福はお金だけでは計れませんが,選択肢はお金の有無で変わりますから
より良い未来のために資産運用に取り組んでいきましょう!
ご一読頂き,ありがとうございました