ふぁるまちすたあぽてーかー ~薬と本とときどき彼女~

このブログでは薬学的なこと趣味の読書(漫画含む)、ときおり彼女との話を書いてます

アンサングな病院薬剤師の日常④ ~初めての病棟最初に仲良くすべきは看護師さん~

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僕が病棟に上がり始めたのは2年目の春

先輩に2日くらい2時間くらいレクチャーを受けてから右も左もわからない病棟に上がった

正直2時間のレクチャーではほぼ業務を理解することができなかった。

2年目の薬剤師の大多数はまだまだ一人前にはほど遠いような状態である。

患者さんの情報収集するのにも時間がかかるし、病棟でのルールの確認で上がったころは精一杯だ。

病棟に上がれば看護師、医師、理学療法士、放射線技師、臨床検査技師…などなど。

薬剤師だけでなく、多くの他職種、幅広い年齢層の方々とコミュニケーションをとりながら仕事していく必要がある。

コミュニケーションをとりつつ、メインの仕事は自分の担当する病棟に入院してくる患者の薬学的管理である。

入院患者の持ってきた薬の情報の整理、入院後に開始される薬剤の確認と指導。

とても2年目の僕は定時までに仕事を終わらせることができなかった。

これはどうにもならないと思い、

一度先輩薬剤師に相談した。

先輩はアドバイスをくれた。

仕事をやる順番を決めて、マルチタスクでやるなと。

たしかにそうだ。

先輩は悩みも聞いてくれたし、たくさん仕事をする上でのヒントもくれた。

だが、仕事は効率よくこなせるようにはならなかった。

 

仕事の向き合い方、やり方は学べても、自分が担当する病棟の患者すべての薬学管理を行うには至らなかった。

どうしても時間が足りない。

患者の検査の時間帯、何に困っているかをリアルタイムに収集することができない。

僕が面談にいっているときに眠剤や薬についての疑問を解決することはどうしてもできなかった。

1日ですべての患者を回るには時間が足りない。

カルテでさらうことはできるが、直接聞いた場合と比べるとどうしても情報量が変わってしまう。

 

どうすれば効率よく、患者の情報を収集できるか…

そのとき思ったのが、一番患者と関わっているであろう、看護師からも教えてもらうことだった。

聞けば教えてくれるし、困ったことがあればその都度教えてくれるが、基本的には看護師自身で解決できることも多く、病棟に上がった当初はなかなか、情報収集することができなかった。

そこでまず仲良くなるのはリーダーをしている看護師なのかという思いに至った。

 

まず、リーダーに話しかけることから始めた。

患者情報で知りたいことがあれば、隙間をみて話しかけた。

カルテ記事を読むだけでも情報はある程度収集することはできるが、主治医から口頭で指示をもらっていることなどはどうしてカルテだけではさらえない。

何度も話しかけていくと(めんどくさがれることもあったw)、何気ない日常会話もするようになり、病棟で行う歓送迎会にも呼んでもらえるようになった。

お酒がはいると聞ける話も様々なものになってくる。

仕事に対する考え方や、結婚観、恋愛観などのプライベートなことまで…

飲み会に絶対にでろというわけではないが、やはりそこでコミュニケーションをとっていくことは、仕事上で会話のハードルが下がっていくような気がする。

何気なく話せれば、患者情報が今まで以上に入ってくるようになった。

そこまで気にしていなかった情報までちょっとした会話の中で教えてくれた。

 

こうなれば仕事の効率は上昇する。

管理方法であったり、何に困っているかが事前にわかるので、その場で解決につながることが多くなった。

 

コミュニケーションをとることは強制ではないが、とっていることで困ることもなく、むしろよりよい薬学管理につながるのではないかと思う。

 

では