ふぁるまちすたあぽてーかー ~薬と本とときどき彼女~

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【若手薬剤師必見】薬剤師生き残りの処方箋 読後感想と薬剤師の自己実現について考える 【おうち時間で読書】

どーも

じゅんじゅんです。

2019年6月に第1版がでている

 

「令和時代 薬剤師 生き残りの処方箋」

 

この本の感想と薬剤師の自己実現、自分自身が今行っていることについて書いていきたいと思います。

 

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帯広告にはこのように書いてあります。

 

薬剤師として

君はどうキャリアを

築くのか?

 

最初は自分の話なので興味ない方は飛ばしてください( ゚Д゚)

 

 

 

 

目標ができた話

ある程度キャリアアップをイメージはして病院に就職しましたが、やはり理想と現実は違うものです(笑)

僕も就職前はがん患者の治療過程を見てみたい、関わっていきたいと思い、総合病院に就職を決めました。

面接でもがんに興味があります!とアピールしていました。

就職した病院によると思いますが、僕が働いている病院は2年目から管理職の方がコミュニケーション、薬学的知識にある程度問題がないと判断すれば病棟に上がれるようになっています。

僕は2年目になり、病棟に上がることが決まりました(まだまだ自己研鑽が必要ですが・・・)

 

がん患者さんにこれでより近くで携われる!よしやるぞ!

 

そんな心持ちでいると配属される病棟が薬剤部長から言い渡されました。

 

「君は心臓血管外科病棟担当だ。ゆくゆくはICU(集中治療室)の担当してもらう。」

 

えぇー!?思っていた現実と違う・・・

全然がんに関われない・・・

最初はなかなかモチベーションが上がらなかったですが、病棟担当になれることは全員ができることではないと思い、気持ちを切り替えて仕事に向かいました。

 

落ち込んではいましたが、担当となった病棟では素晴らしい先輩に出会いました。

当院の薬剤部は担当病棟をチームでみる(複数人で2つの病棟を担当する)方針だったので、いきなり一人で業務をするということはなくはじめのころは先輩についていき仕事を覚えていきました。

 

心臓血管外科は心臓に重い疾患を抱え手術予定の方が主になります。また、ICUはその心臓の手術後の患者さんだったり、重病の患者さんが運ばれてくるなど、その場での判断が試される病棟です。

術後は感染のリスクもあり、感染管理は重要です。

 

僕が担当になったチームの一人に感染制御認定薬剤師の資格をもった先輩がいました。

その先輩は、術中の抗生剤や、TDM、レジメンの提案など、様々な角度から医師と話していたんです!

いくら病院で働いているといえども薬剤師から医師に提案するのには心理的な壁があります<(_ _)>

ですが、先輩はそんなこと関係なく、

 

「薬剤師としての仕事だから」

 

って言ってガンガン医師と協議するんです。すごいと思いました。

また、医師からも感染、抗生剤の選択のときににはその先輩に直接問い合わせて相談したりもしているんです。

医師からも頼られてこれぞ病棟担当薬剤師だなと思いました。

そこからです。

感染に興味が出始めました。

いざ勉強すると深いんですよね・・・

抗生剤の作用機序とか分類とか覚えていても実際の現場では使えない場合も多く(これは最低限覚えておかなきゃいけないですよw)

どんな患者さんでどこの臓器がどんな原因微生物に感染したのか、抗生剤を選択する前に様々なことを検討しないといけないんですね。

面白いなぁって思いましたね。

薬剤師だから薬のことだけ覚えておけばいいというわけではなく、患者さんを見なければいけない、よりよい治療を提供するのには総合的に考えることが不可欠です。

そこで薬剤の移行性だったり、スペクトルだったり特徴を把握し、上記のことを念頭におけば医師に提案だったり、問い合わせに対応できるわけです。

 

僕は最初がんに興味があったんですが、今は感染制御認定薬剤師取得のために勉強しています(もちろん担当病と以外にも患者さんとはかかるのでがんの勉強もしてますよw)

 

自分が置かれている環境だったり、出会う先輩によっては自分のやりたいことが変わるかもしれません。

自分がどうありたいのか、なにがしたいのかを明確にしておく必要があります。

一人でやるとつらいので、尊敬できる先輩を見つけることがやりたいことを見つける一歩になるかもしれません。

 

 

現在僕は4年目で今年、病院薬学認定薬剤師の資格を取得予定です。

このほかには核医学認定薬剤師(いきなり登場w)だったり、感染制御認定薬剤師の資格取得も目指してます。

はい、ここまでは自分のお話になりました(笑)

 

以下は本を読んだ感想になります。

 

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薬剤師生き残りの処方箋感想

 

第1章は薬剤師の就職先の現状、給与面、転職について書かれています。

供給過剰と薬剤師は言われていますが、それは首都圏の話であって首都圏以外であれば薬剤師が不足しているところも少なくありません。

現在は薬剤師が偏在している状態になっています。

転職するにあたって薬剤師だから就職先はたくさんあるだろうと思うのは危険です。

今後さらに薬剤師が増えてくることや、調剤助手の業務拡大、AI化等が進んでいくと必要な薬剤師の絶対数が減ります。

転職後のビジョン、自分は何を目的に転職するのかを考えることが重要になります。

 

第2章はキャリアの自由度、社内で活躍する人材とはという内容です。

製薬業界での人員の削減、薬局のM&Aなど薬剤師をとりまく環境は大きく変化してきています。

自由に働けるというのは責任を持たないということではありません。

自由にやることには一緒に責任がついてきます。

これは例えば今僕が書いているブログしかり、YouTubeでの情報発信しかり、独立して薬局を開業することしかりです。

自由に働く=定時までの好きな仕事をする 

ではありません。

 

第3章は薬剤師の資質について書かれています。

薬剤師の業務も多様化してくると思われます。情報発信する、薬局を開業する、病院で専門の資格をとる、どれをとっても人脈形成が重要になってきます。

すべて一人でやっている人はまれです。

就職していきなり、人脈を広げる・・・なんてことはできないと思うので、まずは与えられた仕事きちんとこなすことから始めましょう。その後に新たに仕事を任せられることもあれば、新しい人脈形成につながります。

適当に仕事している人には仕事を任せたりということはないですよね。

副業しているから本業の仕事はいいんだというわけにはいきません。

 

第4章はキャリアプランの描き方というテーマになっています。

これまでの章で薬剤師の取り巻く環境、なにができるかについて書かれており、ここで自分はどうすればいいんだろうと考えさせられる章になっています。

最近は薬剤師のYouTuberも増えてきていますし、僕ももれずにブログをはじめました(笑)

しかし、これらには薬剤師として土台がなければ成り立たないと思っています。

目的が有名になりたい、稼ぎたいということならば、それは目的を達成しているのでいいと思います。

何を目標に、目的にしているのかを明確にすることが大事なのではないでしょうか

 

最終章では先輩薬剤師のキャリア実現の話になっています。

病院薬剤師の方はいませんでした(笑)

 

若手薬剤師だったり、学生はこれからどうすればいいのか悩んでいると思います。

薬剤師に絶対になれというわけではないですが、自分が何をやりたいのか少し考えてもいいのではないかと思います。

 

ちなみに僕は治療経過を近くで見たい、がんに興味があるこの2点だけで病院を選びました(笑)

病院薬剤師も楽しいですよ?(笑)

 

では