ふぁるまちすたあぽてーかー ~薬と本とときどき彼女~

このブログでは薬学的なこと趣味の読書(漫画含む)、ときおり彼女との話を書いてます

地震に備える!お薬手帳の重要性!

どーも 

じゅんじゅんです。

 

最近地震の頻度が高い気がしますよね。

南海トラフ地震が起きる可能性があると前々から言われています。

 

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今回は地震が起きたときに備えよう、お薬手帳の重要性について簡単に自身の経験談も交えてまとめたいと思います。

 

 

お薬手帳とは?

いつ・どこで・なんの薬をもらったか経時的に記録していく手帳になります。

医療機関でもらった薬だけでなく、一般用医薬品(OTC)や健康食品についても記録できるようになっています。また、薬や食べ物で起きたアレルギーなども記載する欄がありますよね。

じゃあこれらの情報はなんのために必要なのか?

 

薬の飲み合わせ(相互作用)、併用禁忌、アレルギーが起きたことのある薬がでてないかなどがわかります!

ほんとに?と思うかもしれませんが、薬剤師はそのようにできています!(笑)

例えば、このブログでも紹介したハルシオン(成分名:トリアゾラム)にも飲み合わせが悪い薬があります。

普段ハルシオンを飲んでいる患者さんがもし、爪白癬(爪水虫)になってしまった場合・・・

爪白癬の原因は真菌であることが考えられます。

そこで処方される可能性がある薬は

 

イトラコナゾール

という抗真菌薬です!

 

この薬が処方されお薬手帳をみてハルシオンを確認したとき薬剤師は

 

!!!!!

 

という状態になります。すぐに処方した先生に疑義照会します。

この二つを一緒に飲んでしまうと、ハルシオンの血中濃度が高くなってしまい、効果が強く出てしまう可能性があるからです。

 

またつい先日職場で緊急手術をすることになった患者さんのお薬手帳をみることがありました。

 

手術をする場合、感染予防のため点滴の抗生剤が使われることがあります。

おもに使われる点滴の抗生剤はセファゾリンというお薬です(手術内容によっては使用する抗生剤は変わります)

手帳を確認するとこんなことが書いてありました。

 

メイアクトで発疹、発赤がでた

 

!!!!!

 

これを見て緊急する先生にすぐ内線で連絡です!

メイアクトは商品名で成分名は‘セフジトレン ピボキシル‘というお薬になっています。

これは

 

セフェム系

 

という薬の分類になります。

さて、なぜ僕がすぐに先生に連絡したかというと

手術中に使う抗生剤のセファゾリンも

 

セフェム系

 

という薬の分類になります。

 

???

 

同じ系統の薬なんですね!

これはもしかするとセファゾリンでも発疹、発赤などのアレルギー反応が起きる可能性があるんです(メイアクトと同じ系統の抗生剤のため)

 

なので、先生に連絡し、手術中に使う抗生剤を変更するかどうか確認をしなければいけないんです。

 

これらに気づくためにはお薬手帳を出してもらい、且つアレルギー欄に今まで自身に起きたアレルギーについて記載してもらう必要があります

すごい重要ですよね。

患者さん自身に不利益が起きないようあの手帳は重要な情報が載っているんです(ちゃんと記載していれば!w)

 

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そして、本題ですが

地震に備えるということですが

 

お薬手帳超重要!!!なんです。

 

持病をお持ちの方は毎日飲んでいる薬があると思います。

地震のような災害が起こり、家が倒壊または自宅に帰ることができないような状況になってしまった場合、お薬手帳を持っていることで薬がなくても自分が飲んでいる薬を把握することができます。

数日間薬を飲まなかったことで血圧、血糖値のコントロールが不良になり、心筋梗塞だったり、糖尿病が悪化したりと影響がでてきます。

僕が働いているときに地震が起き、電気が使えなくなってしまったときがありました。

地震が起きたその日は平日で、通常通り通院してくる患者さんもいました。

電気が一定時間使えなくなっていたときがあり、通院してきた患者さんの飲んでいる薬を把握するすべがありませんでした・・・

 

しかし!

 

お薬手帳をもっていた患者さんは手書きの処方箋を先生に記載することで対応することができました。

 

なぜでしょうか?

 

お薬手帳にはいままで飲んできた薬が記録してあり、前回処方された薬がわかったからです。

また、災害で交通が分断され、かかりつけの病院に通えない場合でもお薬手帳は活躍します。

普段飲んでいる薬の記録をみることで疾患もある程度予想することができます。

 

持病をお持ちの方は普段飲んでいる薬は切っても切り離せない日常の一部となっていることもありますので、いざなにか起きたときにそなえてお薬手帳にはアレルギー情報など詳しく記載しておきましょう!

 

よく、医療機関ごとにお薬手帳を持っている方がいますが、できるだけ一冊にまとめたほうが飲んでいる薬について把握しやすくなると思います。

どうしても別々にしたい・・・

そんな方は

 

必ずすべてのお薬手帳を持ち歩きましょう!

 

最後に・・・

電子手帳も普及してきており、スマホに情報が入っている方もいるんじゃないでしょうか?

僕個人としては、電気が使えなくなっても記録が残るので紙ベースのお薬手帳がいいのではないかなと思っております

個人的には・・・