ふぁるまちすたあぽてーかー ~薬と本とときどき彼女~

このブログでは薬学的なこと趣味の読書(漫画含む)、ときおり彼女との話を書いてます

父が眠剤でおかしくなった話

おはようございます

じゅんじゅんです(*´▽`*)

今回は父が眠剤の服用でおかしくなってしまったときの話です。

 

眠剤を飲んでいる方も多いと思います。

眠れない方にとっては眠剤は毎日の必需品。だから、正しい用法用量でつかってほしい・・・

眠剤の服用するタイミング、環境等の改善で睡眠の状態が改善されることも・・・

僕の父の実例をもとに紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

f:id:junjun24:20200508021818j:plain

子供のためにMRから薬局経営者に転身した

 

僕の父は薬剤師です。

大学卒業時は某大手製薬会社でMR(=医薬情報担当者)をやっていました。

 

MRとは・・・

「医薬品の適正な使用に資するために、医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し、提供することを主な業務として行う者をいう。」

簡単に言うと医療機関に医薬品を正しくつかってもらうために、情報を伝えるお仕事ですね。

 

営業みたいな一面もあります。

父が働いていたころは、病院の先生だけでなく、薬剤師にも接待することがあったとか・・・

現在はそういったことはできなくなってきていますね。

僕が薬剤師として働きだしたときには、薬の勉強会を製薬会社さんが開くときにはお弁当が出たりしたんですが、最近はお弁当もでないこともしばしば・・・

時代の流れですね

話は少し脱線しましたが、MRとして働いていた時に、父は結婚し、僕が生まれました。

MRは担当するエリアが大手製薬会社であれば全国に広がっています。

父も漏れずに転勤することが多かったです。

当時のMRは給料もよく(おそらく現在も下がっているとはいえ年収はいいのではないでしょうか( ゚Д゚))生活には困っておらず、むしろ余裕のある生活を送っていました。

大阪から北海道へ転勤になり、第二子が生まれたことがきっかけで父は大きな決断をします。

 

MRをやめて、薬局経営者に

 

父は子供たちが何度も転校して、悲しい思いはしてほしくないとMRをやめて薬局経営者に転身します。

たまたま

「薬局を経営しないか?」

というお話をいただいていたこともあり、これを機に転身しました。

子供のためとはいえ、今ある生活を捨て、まだ先もわからぬ、経験したことのない薬局経営をすることは簡単なことではありません。

のちに聞いた話では転身直後は先行きの不安から体重が10kg近く減ったそうです。

この話を聞いたときは、子供のために行動できる自分の父をとても誇らしく思いました。

 

経営は無事に軌道にのり、子供二人とも薬科大学に通うことになりました。

ただ薬局経営は簡単にはいかないものです。

 

調剤報酬の改定、健康サポート薬局etc...

 

調剤報酬によって、薬局の経営は大きくかわります。

大手薬局ならさておき、個人薬局というのは調剤報酬の改定によって大きな影響を受けることも少なくありません。

健康サポート薬局の設立で、父が経営する薬局を拡充しなくてはならなくなりました。

 

健康サポート薬局とは・・・

厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局として、かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できる薬局のこと

 

健康サポート薬局の基準を満たす為には、薬局を拡充しなければならない・・・

父は悩んでました

そこで、当時大学生だった僕にふと相談してきたことがありました。

 

f:id:junjun24:20200508021743j:plain

父の知られざるプレッシャー←ここからが本題

 

父が僕にふと言ってきました

 

「ここに薬局を移転しようと思っているんだけど、どう思う?実際にはこんなに広くなくても大丈夫なんだけど」

 

僕はまだ大学生で、経営の知識もなく薬局業界の流れも全く知りませんでした。

そこで自分は言ってしまいました

 

「いいんじゃない?何か新しいことをやるには思い切ることも必要だよ。なんでもできるじゃん。」

 

そういって後日、正式に移転が決まりました。

 

広さも3倍、家賃も3倍近くに・・・

 

薬局を拡充してもすぐには患者さんが増えるわけでもありません。

父もOTC薬や栄養剤などを充実させて、患者さんが増えるように努力していましたが、安定して経営ができるとこまでは増えていきませんでした。

そこからです。

父の様子が少しずつ変わっていきました。

 

薬局移転後から父が夜遅くまで起きていることが多くなりました。

そのころは本など読んでいたので、勉強熱心だなぁぐらいにしか思っておらず、まさか不眠が続いているための行動だったとは気づかず・・・

 

ある日の深夜

 

「もう寝るぞ~」

 

といいながら相撲の四股の形をとりながらぴょんぴょん飛び跳ね始めたのです。

当時の僕はなにが起こったのかわからず、ただただ父を落ち着かせることで精一杯でした。

父を寝かした後、作業机を見てみると眠剤の服用のあとが・・・

薬局近くの病院で処方されていたようで、ピルケースに半錠にしてあるハルシオンがはいっていました。

おそらく眠剤による影響だったのではと思います。

どれくらいの量を飲んでいたかは全くわかりませんが、これからの生活の不安、子供たちを大学に通わせ続けられるのか、薬局の経営をどうするのかいろんな要素で父は押しつぶされていたのです。

 

自分の安易な発言をとても後悔しました・・・

もし自分が後押しをしなければ、もし薬剤師であれば業界の流れをくんで意見を言えたのではないか・・・

自分言葉が家族を巻き込むこともあり、生活にまで波及する

身に染みる出来事でした

 

現在はまたさらに移転し、多少縮小しましたが、経営も徐々に軌道にのりつつ、眠剤に頼ることのない生活に戻っています(笑)

 

さて、眠剤によって異常行動はあるのでしょうか

 

ハルシオン深堀

 

ハルシオン(一般名:トリアゾラム)は1983年に発売されたベンゾジアゼピン系に分類される睡眠薬になります。

 

2007年には">「使用上の注意」が改訂され、警告欄などに睡眠中の異常行動に関する注意喚起が追記されています。

ハルシオン(一般名:トリアゾラムは)、

「睡眠随伴症状(夢遊症状等)」が追記になっています。

 

睡眠随伴症状とは

睡眠の経過中に起る心身機能の異常を総称します>覚醒の障害としては錯乱性覚醒、睡眠時遊行症、夜驚症が、睡眠・覚醒移行障害としては律動性運動障害、睡眠時ひきつけ、寝言、夜間下肢こむらがえりなどが、通常レム睡眠に随伴する睡眠時随伴症としては、悪夢、睡眠麻痺、睡眠関連陰茎勃起障害、レム睡眠行動障害などがあります。

 

父の異常行動はどれにも該当しないような気がしますね"(-""-)"

ハルシオンには前向性健忘という副作用があります。

睡眠薬を服用後の記憶がなくなることですね。

ハルシオンを服用すると脳の機能が低下するので、それが原因と考えられています。

睡眠随伴症状ではなく、睡眠薬服用後に意識がもうろうとなってしまったことが原因かもしれないですね。

 

 

ハルシオン(一般名:トリアゾラム)の特徴です

作用発現が早く、作用時間が短い薬で超短時間型の睡眠薬に分類されます。

最高血中濃度到達時間(=体に一番薬がある状態)は1.2hrで半減期(=体に入った薬が半分になるまでの時間)は2.9hrです。(添付文書より)

体に入るのが早く、抜けるのも早い薬になります。

入眠障害に使われる薬ですね。

なので、中途覚醒、寝付けるが途中で起きてしまう方にはオススメはできません。

 

ハルシオンを深堀という題でしたが、全然できてませんね・・・

 

ちなみに、ハルシオンの由来は

風と波を静め、穏やかな海にする不思議な力を持つ古代ギリシャの伝説の鳥、Halcyon に由来している。

 

みたいです(笑)